タナカ社製モデルガン M29 8-3/8インチモデルのブルーイング作例となります。
古い友人からのオファーで製作しました。
こちらは作例ですのでいつもの様な販売はございませんが宜しければご覧ください。
普段、あまり加工の詳細を記事にしておりませんので今回は少しですが記述させて頂こうかと思います。
今回の案件はブルーイングと実グリのフィッティングでした。
グリップは実グリでメダリオン裏のメタルが黒いタイプなので、古い時代の物かと思います。
そのままでは取付が出来なかったのでフィッティングをしていますが、フレームラインとグリップラインがそもそも違うので完全合致はできませんし、過度のフレーム側の削り込みは強度低下を招くので折り合いの付く所での合わせとしました。
トリガー、ハンマーのケースハードン風の染めは経時変化を考慮して製作時は浅目(明るめ)としていおります。
弊社では、刻印(正確には彫刻)はHW面については基本、元刻印(元彫刻)を消去後レーザー彫刻にて再彫刻しております(元から刻印深さのあるもの等の元刻印を利用出来る物は除いて)。
今回の作例では併せてZnサイドプレートもレーザー彫刻での再彫刻です。
これまであまり特記をしていなかったのですがS&Wリボルバー(弊社で実績のあるのはタナカさんのモデルガンが多いのですが)のフレームラグはスチール材での別体化をしています。
ご参考になったでしょうか?今後ともよろしくお願い申し上げます。
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